補償

2004年3月5日
今日は美容院に行って帰ってから地下鉄サリン事件のドキュメント
みたいな番組を見てました。何で林受刑者やその他のエリートと
言われる人達がオウムに入信したのか、それが少しわかったような気
がしました。自分は前に桐野夏生さんが書いた「グロテスク」にあった
ようにステージアップするという快感が欲しいがために宗教に
のめり込んだのかって思ってましたが、あまりにも純粋に一つの道を
追求しすぎたために壁にぶち当たった時に道に迷い神の力に救いを
求めるようになったんですねぇ。

林受刑者がなぜサリンを撒いたか?それについても番組で語られて
いました。それを見ていて人間ってのはどんな状況にも「慣れる」
ことができるんやなって思いました。そして一度一線を越えると
大して何も感じなくなるもんなんだなぁ、とも思いました。
それにしても今まで信じていた人が間違っていたって事がわかる
時、人間はどんな気分になるんでしょうね?信じていた人を間違っている
と認めたとすると、今までの自分の人生が否定されるということに
なるんでしょうし、なかなか認められないでしょうね。だから
間違っていると気づいていてもそれを認めたくないってことで
自白したがらないって理由もあるんちゃうかなぁって思ったり。

それからサリンによって被害を受けた人達には全く補償がなされて
ない、ということも初めてわかりました。これって国家転覆を
狙ったテロってことなんやから国が被害者に補償すべきじゃないでしょうか。

どこぞの国の復興支援のために自衛隊送ったりする金が
あるんやったら、サリンの被害者に補償する優しさがあってもエエん
ちゃうかなって思いました

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