CDれびゅー/HELLOWEEN「Rabbit Don’t Come Easy」

さて、今更ですがHELLOWEENの新作アルバムのレビューします。

前作の「THE DARK RIDE」制作後、音楽性の不和が原因
でマイケル・ヴァイカートがドラマーのウリ・カッシュ
とギターのローランド・グラポウを解雇し、HELLOWEEN
はバンドの危機を迎えていました。

でも

HELLOWEENはメンバーチェンジを繰り返していく度に
名作を創っていった不死鳥のようなバンドです。
ってことで今回のCDにも期待してました。


が


今作は残念ながら俺的に名作じゃなかったように
思えます。マイケル・ヴァイカートは今回のアルバム
で「バンドのあるべき姿に戻った」と語ってました
が、今回のアルバムは疾走感もなく、ボーカルの
アンディ・デリスの歌い方もなぜかデス声になって
ます。「え？HELLOWEENってデス声のバンドやったっけ？」
って思ってしまうほどの歌い方です。それに音も
ヘヴィメタルになったとも思えませんし。
唯一光ったのがマイケル・ヴァイカートが久しぶりに
ツインリードギターでがんばって弾いてたなって
ことくらいです。今回はヴァイカートの曲が主みたい
ですが、正直俺はあんまし好きくありません・・・。

俺からして聴ける曲は先行シングルでも発売された
「Just A Little Sign」と先行シングル「Just A Little Sign」
に収録されてた「Far Away」と「Sheer Heart Attack」
くらいですね。「Far Away」は今回のアルバム
「Rabbit Don’t Come Easy」の輸入盤にボーナストラック
としても収録されてました。アルバム買うなら輸入盤
のほうがいいかもしれません。でも、そこまで
HELLOWEENのファンじゃないのならシングルの
「Just A Little Sign」を買ったほうがQueenの
カヴァー曲である「Sheer Heart Attack」も聴ける
し「Far Away」も聴けるし一石二鳥です。
シングルに収録されてる曲は俺的に素晴らしいです。
「Far Away」はドラムが激しくてリズムも良い感じ
なんで聴きがいがあります。ってか、この曲はドラム
を聴け！って曲です。「Sheer Heart Attack」は
見事にヘヴィメタルにアレンジしてます。これも
聴く価値があると思います。

今回のアルバムについてはやや辛口になってしまいました
が、好きなバンドやからこそ敢えて苦言を呈したいです。

ということで俺はこれからもHELLOWEENを応援していきます！

今日の一曲
DUNGEON
「TIME TO DIE」