RACER Xの新譜

2003年1月18日
今更ながらRACER Xの新譜「GETTING HEAVIER」
のレビューです。
今回のアルバムは初回限定版のみにライブ音源を
収録したアルバムがついてきてます。

ってことでレビュー

まずはいっちゃん始めのつかみの曲である「DR.X」
今までのRACER Xのアルバムからいって、はじめは
超絶ギタリストのポールギルバートの実力が存分
に発揮される超速の曲なんですが、今回は違いました。
はじめっからミドルテンポな感じの曲で今回は
JUDAS PRIEST兼RACER Xのドラマーである
スコット・トラヴィスのドラムが結構目立つ感じで
重厚なメタルって感じの曲調でした。ただ、やはり
RACER X。ちゃっかりポールが目立つギターソロの
パートがありました。(笑)
そんな感じで一曲目は意外な感じで終了です。

で、次は一人ずつ「Ah−」って叫ぶっちゅうか、
歌っていくという出だしで始まる「LUCIFER’S HAMMER」
この曲はこのアルバムで一番好きかな?結構激しい
感じの曲なんですが、前回までのアルバムのスピードチューン
に比べるとやはり甘い感じがします。でも、なんか
リズムが好きですし、やっぱこういうスピード系の
曲調のほうがポールのテクも活きてくるように
思えます。ただ、やはり前回までと違ってスピード
はあるけど重みのある曲に仕上がってると感じます。

3曲目は「GOLDEN GOD」まぁまぁ速めの感じの曲
です。これもやっぱしスピードよりかメタルとして
の重さを重視した感じの曲でした。この曲もまぁまぁ
よかったんじゃないでしょうか。

あとは印象に残ってるっつったら、最後のインストゥルメンタル
くらいっすね。これはポールのギターテクは当然と
してトラヴィスのドラムが結構目立ってました。

それから初回限定版についてくるライブ音源のアルバム
なんですが、正味言ってしまうと「GETTING HEAVIER」
よりこっちのほうが聴き応えがあるっぽいです。(笑)
なんでかっちゅうと、スタジオ音源では聴けない
ポールの本気のギターが聴けるからです。
特に「SUPERHEROES」「Y.R.O(GUITER SOLO)」
「SCARIFIED」「MOTORMAN」これらの曲で見せる
ポールのギターテクは最高にすごいです。
特に「SCARIFIED」では色々な音が聴けます。
あとはドラム・ソロやベース・ソロもなかなか
かっこよかったと思うっす。

今回のアルバム、前回までに比べて重厚さは増した
んですが、代わりに速さがなくなってしまい、
超速好きの俺にはちょっと物足りないものになって
しまいました。ライブアルバムではその速さが
ありましたが、やはり超速の新曲が聴きたかったっす。
やっぱりRACER Xなんやから、何か一曲くらいぶっ飛ぶ
ような速さの曲が欲しかったっすね。ただ、アルバム
を全部聴いてて感じたんですが、6曲目と7曲目
を除いて全部ポールのギターソロで速弾きのパート
があったのは、やっぱポール主動のバンドやなぁ
って思えてちょっと笑えました。(笑)
今回のアルバムは今までと違いドラムが結構目立ったり
重厚な感じの音になったりして、今までのRACER X
を期待してた人には物足りない出来やったかも
しれませんが、重みのある音が聴きたいメタラー
にとっては良い出来やったんじゃないでしょうか。

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