歴史の教科書

この日は小泉首相が北朝鮮に訪れた
歴史的な一日でしたね。
多分、この出来事は歴史の教科書の1ページに
なるでしょうね。

金正日って人物を俺は典型的な独裁者やなぁ
って思てたんですが、17日のTVの特番を
見てると、実はかなりの外交手腕を持つ
侮り難い人物だってことがわかりました。

有名なところでいくと、中国の江沢民国家主席と
会談したときっすよね。
あの時に会った瞬間に自分から抱擁にいって、
そっから自分のペースを掴んでた感じでした。

それからアメリカのオルブライト国防長官と
会った時もそうでした。この時もホンマやったら
金正日はオルブライトとは違う車に乗って
移動やったんですが、オルブライトが車に
乗り込むときに、自分もオルブライトの隣に
上手いこと乗り込んだらしいです。
それで見事にオルブライトをも自分のペースに
巻き込むことに成功。

このオッチャン、どうやらただの独裁者じゃなく、
かんなりやり手のオッチャンみたいです。

そんな相手に小泉純一郎はどこまで戦えるのか？
ってことでこの日はめっちゃ楽しみでした。

そして、この交渉の結果。
拉致されたと思われる日本人の8人が既に
死んでいるということがわかり、意外なことに
金正日は、昔の朝鮮でそういうことがあった、
という事実を認め謝罪してました。
他にも不審船は特殊部隊の訓練ということでも
認めていました。
なーんか、遠回しとはいえ、こんなアッサリと
認めるとは意外でした。
ってことは、それほど日本の援助が欲しい状況
なのか？って思ってしまいます。
それか、「俺も認めるからお前も過去のこと
認めろよ」っていうことを暗に意思表示してた
んかなぁ、って思ったり。

ただ、拉致被害者の家族の人達は拉致被害者が
どんな死に方したとかが知らされてないんで、
まだまだスッキリしてないでしょうね。
それに核開発とかも凍結するって言ってますが、
未だ信用できないってのもあります。

他に、日本が援助するっていっても、自国の
経済事情が厳しいのにこれ以上借金してまで
他国に援助しても大丈夫なんでしょうか？
結局は国民だけにしわ寄せがくるってことだけは
避けて欲しいと思います。

今回の北朝鮮との交渉、まだまだ問題点は
あると思いますが、俺は小泉首相に及第点は
つけれるんじゃないかなって思いました。

最後に

金正日総書記の頭って

年々若くなってますよね

今日の一曲
HALFORD
「BETRAYAL」